摺上川ダム

福島市の旅

茂庭の摺上川ダムを探検せよ!地下トンネルは遊んで学べる聖地だった

茂庭にある摺上川ダム

ダム底を探検できると聞いて調査してきました。

調査内容だよ

ダムカードは貰えるの?ダムの地下トンネルはどんな感じなの?とワクワクが止まらない方は是非記事をご覧ください。

福島県福島市飯坂町の茂庭という地域にあることから地元では「茂庭のダム」とも言われている。

僕も茂庭のダムと呼んでいる一人ですが、正しくは「摺上川ダム」なので覚えておきましょう。

摺上川ダムは水道用水はもちろんですが、田んぼや畑に使われる「かんがい用水」「工業用水」としても大きな役割を持っています。

ダムの聖地とも呼ばれているとか

そんな茂庭にある摺上川ダムはダム好きの方からも愛されている聖地のようですね。

そこで聖地と言われる由縁を調査してきましたのでご覧ください。

楽しく学(まなぶ)を重視した内容となっておりますので軽い気持ちで見てくださいね!

それではお楽しみください。

 

茂庭の摺上川ダムを探検して分かった聖地の魅力

摺上川ダムの画像

 

ダムの役割など難しい話は抜きにして、茂庭の摺上川ダムに行って感じた魅力3つを紹介します。

 

  1. 見て聴いて楽しむ
  2. ダムカードが貰える
  3. ダムの地下トンネルを探検できる

 

大人になれば自然とダムの必要性や役割などわかりますが、子供はただの水溜まりとしか思っていないかもしれません。

なんとなくでもダムを知ることができるし、楽しめるのでお出掛けにもおすすめですよ。

1つずつ見ていきましょう。

 

摺上川ダムについて見て聞いて楽しむ

摺上川ダムのインフォメーションセンター内にはパソコンや模型を使って遊びながらダムについて学べるコーナーがあります。

入口付近には「本日のダムデータ」が掲載されていて貯水率や水位を知ることができます。

 

ダムのデータ

 

ダムの放水を期待して行ったのですが、貯水量が少ないので放水の予定はないとのことでした。

施設内には立体模型のバーチャルダムツアーや動く模型を使ってダムの仕組みを学べるシミュレーション模型等があります。

 

バーチャル

 

センターの奥には茂庭に伝わる民話を聞くことが出来るコーナーもありました。

 

民話が聞ける

 

ダムの建設工事に使われた工事車両のミニチュアも展示してあります。

 

作業車

 

また、当時大活躍したダンプカーの絵やタイヤの模型が展示されていて子供たちの心をくすぐるレイアウトになっていました。

 

ダンプカー

 

当時活躍していたダンプカーのスペックはこのようになります。

  • 高さ:4メートル
  • 幅:5,08メートル
  • 長さ:9メートル
  • タイヤ:前輪2本・後輪4本の計6本

 

運転席へはハシゴを登って行くアスレチック要素満載の作業車です。

当時このダンプカーを運転されていた方の中には女性の運転手もいたそうです。

ママにも安心設備

センター内はとても綺麗で、トイレや授乳室も完備されていたので小さな子供連れでも過ごしやすい環境です。

インフォメーションセンター内にはスタッフの方が居るので詳しくお話を聞いてみるのも楽しいですよ。

ちなみにこのスタッフの方からダムカードを貰うことができます

 

摺上川ダムカードが貰える場所

ダム好きの間では有名なダムカードですが、摺上川ダムでも手に入れることができます

 

摺上川ダムカード

 

表面にはダム全体が撮影された写真、裏には簡単なダムのプロフィール的なことが記載されています。

 

摺上川ダムカード裏面

 

もらいかた

手に入れる方法は簡単でインフォメーションセンター内に居るスタッフの方に「ダムカードください」って言えば貰えます。

無料で貰うことができるので、子供が複数いる場合でも一人ひとり貰うことができるので兄弟でケンカになることもありませんね。

ダムカードは必ず訪問しないと貰うことができないので、郵便で送って!とか無理なのでご注意ください。

 

特別版が存在する

それとダムカードって何かの記念には特別版が配布される場合もあるようです。

ほぼほぼ無いと思いますが、あるのも事実です。

というのも令和になる前にある記念カードが配布されていました。

当時、僕はこのカードが目当てで行ったわけではないのですが、運よく手に入れることが出来ました。

 

本当の目的はこちらの記事をどうぞ。ダムの近くにある10割そばを食べています。

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記念カードの概要

特別版のカード

天皇陛下が御在位30年を迎えられることを記念して配布されていました。

天皇・皇后陛下がお乗りになる「お召し列車」の色を基調としたダムカードです。

 

上記の通常版と比べると枠の柄と風景写真に違いがあることがわかります。

後ろに書いてあるダムのプロフィール的なことは同じでした。

※この記念ダムカードは2019年5月31日で配布が終了になっています。

 

もしかしたらダムカード集めがきっかけでダムのことを学ぶようになる子供たちも多いのかもしれませんね。

ただの「水溜まりじゃない」ってことが分かるだけでもOKですね。

このように摺上川ダムについて楽しく学べる施設になっているのも魅力です。

とはいえ目的は地下トンネルです。詳しく全容をご紹介いたします。

 

摺上川ダムの地下トンネルを探検する方法

地下トンネルを探検する方法

 

正しくは「監査廊見学」となっています。

地下トンネルの探検では通じませんのでお気を付けください( ;∀;)

探検する方法

監査廊の見学方法は平日のみで、土日祝日を除いて3日前までに申し込みが必要です。

※ただし都合により見学ができない場合もあるそうなので事前に確認すると良いでしょう。

 

また、上記の方法は平日だと家族連れには難しいかもしれませが、次の方法もありますよ。

「茂庭っ湖まつり」期間中に探検することもできます。

こちらは事前に申し込む必要がなく、すぐに探検を始めることができます。

夏休み期間中の土日に合わせて開催されることが多いのでおすすめです。

毎年7月下旬頃に開催されているイベントなので摺上川ダム管理所の公式サイトもチェックしておきましょう。

 

さて個人的にはダムカードやインフォメーションセンター内にある掲示物より魅力を感じる地下トンネル(監査廊見学)

監査廊ってなんや?

ダムの中にある管理用のトンネルのような通路で、地震計や計測器などが入っています。

 

これ以上の情報も詳しく説明して頂いたのですが、記憶が定かではないためこのくらいにしておきます。

スタッフの方に聞けば詳しく教えて頂けるので探検の際には是非どうぞ。

というか難しい話抜きで探検気分で楽しみましょう!

それでは摺上川ダムの地下トンネル内部へ進んで行きましょう。

 

摺上川ダムの監査廊を見学

こちらが地下トンネル(監査廊)の入り口じゃ!

 

地下トンネル入り口

 

※監査廊と言うと堅苦しいので、地下トンネルと言い続けることをお許しください。

要塞基地のような雰囲気もあるガッチリとした建物。

入口にはエレベーターがありこれに乗って地下トンネルへ送り込まれる。

 

エレベーター

 

探検前に説明を聞こう

係の方より最後の意思確認を受けます(嘘です、監査廊内の見学に掛かる時間やトイレが無い事などの説明があります)

ガッツリと見ると1時間くらいは掛かりますとの事でした。

ほんとにそんなに時間が掛かるのかしら?と疑問に思いましたが、割と的を得た時間でした。

 

もう一つ注意点がありました

地下トンネルは地上との温度差がかなりあり、半袖だと寒さを感じることもあるとの事でした。

 

お邪魔したのが7月下旬だったこともあり、Tシャツとジーパン姿でした。

このような姿を見て係の方が一声かけてくれたようです。

それでは早速出発です!

 

摺上川ダムの地下トンネル【入り口からダム底までの道のり】

エレベーター横にある温度計で気温をチェック30度もあります。

 

気温は30度

 

どれだけ気温差があるのかも楽しみです。

エレベーターの中はエアコンがついているようでしたが暑さの方が勝っていました。

 

エレベーター内部

 

エレベーターの扉が開きついに内部に潜入することができました。

「ダムの底まで500m」と書かれた看板がシンプル過ぎてワクワク感を一層引き立ててくれます。

 

あと500m

 

それと同時にまだ先は長いと感じる瞬間です。

現時点の気温はなんと16度、温度差が15度近くありました。

Tシャツ1枚だと寒さを感じる気温なので、係の方のアドバイスは的確だったと感心しました。

ただ、寒さを感じるのは最初だけでダム底に到着する時には気持ちに変化があることでしょう。

 

地下トンネルの通路幅は約2mあり大人2人が余裕で歩けるトンネルになっています。

 

地下トンネル内部

 

どうでしょうか、映画のシーンに出てくるアドベンチャー満載の雰囲気ですよね。

 

映画のワンシーン

 

 

始めは階段もなくひんやりとした空気が漂う空間をただただ突き進みます。

途中クネクネと迷路のように曲がりますが、神秘的な場面もありましたよ。

青・黄・緑色にトンネルの一部がライトアップされていました。

 

ライトアップ

 

神秘的過ぎてチョット怖さも感じます。

さらにプロジェクションマッピング的な演出もありました。

 

プロジェクション

 

トンネル内に魚や亀、木の画像が浮かび上がっています。

※この演出は「茂庭っ湖まつり」の期間限定演出のようでした。

一息つきながらもさらに奥へと進んで行きます。

すると新たにダムの底まで165mの看板がぶら下がっていました。

 

案内板

 

意外と余裕じゃん!と思ったのもつかの間、現実を思い知ることになりました。

 

地下トンネルは未知の世界【階段からダム底まで】

ごらんくださいこの階段、こちらの画像では確認できませんが、もっともっと下に階段は続いています。

 

階段

 

そのもっともっと下に続いている階段がこちらです。

 

階段2

 

階段の段数を数えるのも楽しみの一つだと思いますので、こちらでは掲載いたしません。

とにかく急でキツイとだけ言っておきます。

この階段を下りきる頃には寒さを忘れていることでしょう!

汗ばむくらいになるので結果的に半袖でも大丈夫でしたよ。

万が一途中でギブアップしたい時は引き返すこともできるので、無理はしないように自分のペースで探検を楽しんでください。

 

未知の世界の階段を下ると、また平たんな道が現れます。

 

平たんな道

 

この辺りで体力がなくなり嫌になるかもしれませんが、あと少しでダム底に到着しますので頑張ってください。

ついに到着です。

わかりやすい看板がお出迎えしてくれます。

 

ダムの底

 

ここが摺上川ダムの最深部、気温はさらに下がり14,5度になっていました。

 

ダムの底の気温

 

しかし寒さは全く感じません、未知の階段の余韻が残っています。

現在地を表す看板があったり、計測器などが設置されていました。

 

ダムの底2

 

とはいえこれ以外にアトラクションはありませんよ。

楽しみながら学ぶ

遊ぶ場所ではありませんので当たり前ですが、期待し過ぎないようにしましょう。

あくまでもダム底の施設がどのようになっているのかを知るための探検です。

 

設備

 

楽しみながら学べるので是非探検してみてくださいね!

 

まとめ:摺上川ダムはダムカードや地下トンネルで楽しめる

探検する際にはケガをしないように気を付けて行動してくださいね。

茂庭にある摺上川ダムの魅力をまとめます。

 

  • インフォメーションセンター内でダムを楽しく学ぶ
  • アドベンチャー映画さながらに地下トンネルを探検できる
  • ついでにダムカードを手に入れ記念に残す

このようになります。

 

身近な水の存在を知る良いきっかけにもなり比較的空いているので、家族連れやデートにもおすすめの穴場スポットです。

来場者の人数を聞いてみたところ次のようになっていました。

  • 平日:約20~30名(100名以下)
  • 休日:約100~200名

 

また、ゴールデンウィークやイベント開催時には400~500名の来場者があるそうです。

結構ダムって注目されているようですね。

県内の方はもちろん、観光で福島市に来る予定がある方は是非お立ち寄りください。

ちなみに地下トンネルの探検時間はゆっくり歩いて40分程度でした。

ダム底からの地上へ戻るには来た道を引き返すようになります。

お察しの通り運動不足の方には程よい刺激になるかもしれません。

無料で出来るエクササイズ、足のプルプル感を味わうことができるのも魅力の一つと言えそうです。

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