福島県会津若松市にある鶴ヶ城は若松城とも言われ多くの観光客が訪れる人気のスポットです。
そこで鶴ヶ城の観光時間と新時代になった令和でも魅力的かつ圧巻の写真スポットをまとめましたので是非ご覧ください。
至徳元年(1384年)に葦名直盛(あしな なおもり)が東黒川館を築いたのがはじまりといわれ、蒲生氏郷(がもう うじさと)が七層の天守閣を築きました。
その後、加藤時代に現在のような五層の天守閣になり、戊辰戦争では約1ヶ月の激しい攻防戦に耐え、難攻不落の名城として知られました。
明治政府の命令で取り壊されましたが、昭和40年に再建、平成12年に干飯櫓と南走長屋を本格復元し、平成23年には天守閣の屋根を幕末当時の赤瓦によみがえらせ令和になった今でも会津を見守り続けているお城です。
そんな鶴ヶ城ですが、会津には他にも白虎隊で有名な飯盛山や猪苗代湖など観光スポットが多くあるので1日で見て回ることを考えると観光時間の計画をたてた方が効率的です。
記事のポイント
鶴ヶ城に行く予定があるけど所要時間はどれくらい、写真スポット(迫力のある写真が撮れる場所)が知りたいと思われている方は参考にして下さいね。
本記事では観光マップには載っていない絶景の写真スポットを取り上げました。
また、お城版の御朱印、鶴ヶ城の「御城印」が貰える場所も合わせて紹介いたします。
・・・目次・・・
鶴ヶ城の観光時間
鶴ヶ城全体をじっくり見るには2~3時間が目安
鶴ヶ城の観光時間は子供連れで行った場合でも2~3時間あれば鶴ヶ城全体を見て回ることができますね。
ココがポイント
「天守閣内部」・「南走長屋」や本丸内に建てられた「茶室麟閣」、「お堀の周辺」、「売店」を散策するとこれくらいの所要時間となります。
天守閣の観光時間の目安
鶴ヶ城は5層になっていて、1層部分から貴重な資料が展示されています。
城内は広く5層にある展望層までの観光時間は30~40分あるとゆっくりと楽しめます。
2層と3層は写真撮影禁止なので注意してくださいね。
南走長屋の観光時間の目安
平成12年に復元された干飯櫓と南走長屋は「食糧庫」であったと考えられているそうです。
VRでダイナミックなCG映像が観れるスクリーンがあり、幕末の会津の様子を見ることができます。15~20分あると割と楽しめる場所です。
茶室麟閣の観光時間の目安
麟閣は千利休の子、千少庵が建てたと言われる茶室で武家茶道の様式を備えた茶室としても珍しい建物。
お茶席で抹茶や饅頭を頂くことができますが、見学だけなら10分程度で見渡すことができます。
お堀周辺の観光時間の目安
お堀の周辺(堤防のような場所です)を散策すると鶴ヶ城を中心に全体を見渡すことができますよ。
混雑時でもお堀の周辺は人がまばらなのでゆっくりとした時間を過ごすことができます。写真を撮ったり風景を眺めてると15~20分はかかると思います。
売店の利用時間の目安
西出丸出入口付近にある喫茶コーナーや天守閣内にある売店でお土産品の取扱いがあります。
こちらでは会津の名産品の赤べこなどご当地の名産品が販売されていました。15~20分もあればお気に入りが見つかるかもしれません。
鶴ヶ城内は広いので逆に2時間以内の観光時間だと全体を見ることができないと感じました。
もちろん2時間以内の短時間でも楽しむことができますが、掲示物を読んだり、写真を撮ったりすると2~3時間を予定していた方がじっくりと楽しめますよ。
鶴ヶ城内は無料で散策することができますが、天守閣と茶室麟閣に入るには料金が掛かります。
チケット売り場で入場券を購入することになりますが、お得な購入方法がありますので紹介いたします。
天守閣と茶室麟閣をお得に見る方法
大人が天守閣と茶室麟閣の両方を見る場合は共通券がお得
共通券の入場料
この共通券だと天守閣と茶室麟閣を見学することができます。
- 高校生以上:510円
- 小中学生:150円
また、共通券の他にも「天守閣のみ」、「茶室麟閣のみ」、それぞれのチケットも販売されています。
天守閣のみの料金
天守閣のみを見学するならこちらを選びましょう。
- 高校生以上:410円
- 小中学生:150円
茶室麟閣は見学しないという方はこちらを利用した方がいいですね。
茶室麟閣のみの料金
茶室麟閣のみを見学するならこちらを選びましょう。
- 大人:200円
- 小学校就学前:無料
茶室麟閣の観光時間の目安は10分程度で全体を見ることができます。
料金まとめ
観光時間に余裕があれば共通券
高校生以上の場合に天守閣と茶室麟閣の両方を見る場合には共通券を購入した方が100円お得になります。
また、茶室麟閣では休憩スペースがあって、そこでは抹茶と饅頭を頂くこともできますよ。
入場料と別に料金が掛かります。
- お抹茶(饅頭付き):600円
- 料金は茶室麟閣内で支払うことになります。
時代劇に出てきそうな一服スペースでゆとりのある時間を過ごしてみるのもいいかもしれませんね。
城内にある喫茶コーナーでも軽い軽食も食べることができるので小腹が空いたら利用すると良いですすね。
また、会津若松市でランチを食べたい時におすすめのラーメン店をこちらの記事で紹介しています。
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天守閣からの眺めも会津若松市内を一望できるので写真スポットとしておすすめですが、鶴ヶ城全体を写真におさめたいという方も多いと思います。
そこでおすすめの写真スポット2選を紹介いたします。
鶴ヶ城の写真スポット
おすすめの写真スポットは「お堀周辺」です。
ココがポイント
目線が鶴ヶ城の中腹部分になるので写真に撮ってもバランスが良いですよ。
混雑時でも人がまばらなスポットなのでおすすめです。
- 月見櫓周辺(つきみやぐら)
- 茶壷櫓周辺(ちゃつぼやぐら)
それぞれを見ていきましょう。
月見櫓周辺の写真スポット
月見櫓はその名の通り月が美しく見えることからこの名前で呼ばれているそうです。
木の間から見える鶴ヶ城
月見櫓周辺から鶴ヶ城を写真で撮影するとこのように松の木とのバランスが良くお城を見上げることもなく写真を撮ることができます。
赤色の瓦と松の緑が綺麗な場所ですよ。
こちらは月見櫓の上から撮影した画像ですが緑に浮かぶ森のお城といった感じでしょうか。
茶壷櫓周辺の写真スポット
この櫓の下には茶室麟閣があり、主に茶器類が納められていたためこの名前が付けられたそうです。
ここが一番おすすめの写真スポット
茶壷櫓の前から鶴ヶ城を写真で撮影すると天守閣と南走長屋全体を写真に撮ることができます。
鶴ヶ城の全体をフレームにおさめることができ、開放感のある場所なのでお気に入りの写真が撮れるかもしれません。
こちらは茶壷櫓の上から撮影したものですが、左右の木々の間に広がる鶴ヶ城の迫力がたまりません。
ポイント
写真スポットはたくさんあり基本的に下から見上げて写真を撮ることが多いと思いますが、今回紹介したお堀周辺から撮ることで目線と同じ場所から写真を撮ることができます。
気になる方は参考にしてくださいね。
また、最近のお城ブームで話題になっている御城印もありましたので紹介いたします。
鶴ヶ城の御城印が貰える場所
神社仏閣で記念として御朱印の印章を集めている方もいるのではないでしょうか。
御朱印とは違う
その御朱印とは違うのですが、全国のお城で発行されているお城版の御朱印、「御城印」が鶴ヶ城で手に入れることができます。
鶴ヶ城登閣記念の印章です。
鶴ヶ城の御城印が貰える場所
鶴ヶ城の御城印は観光案内所で貰うことができます。
鶴ヶ城の西出丸入口付近にある喫茶コーナーに観光案内所があります。
- 価格は一枚:300円
歴代城主の家紋が印字されていて手書きで当日の日付が記載されています。
僕が訪れたのがゴールデンウィーク期間中で、鶴ヶ城内はとても混み合っていましたが、順番待ちをすることなく手に入れることができました。
ただ、御城印に当日の日付が書いてあることから推測すると用意された枚数が無くなったら販売終了になるかもしれませんので早めが良いのかもしれません。
※その場で記帳はしていなくて、書き置きのみとなっていました。
まとめ
鶴ヶ城の観光時間の目安は2~3時間で写真スポットはお堀周辺がおすすめ!
福島県の会津を代表する観光スポットの鶴ヶ城は令和になった現代からタイムスリップできるそんな場所です。
幕末の会津を物語る貴重な資料が展示してあり、大人から子供まで歴史にふれることができます。
新しい時代、令和になった今でも語り継がれる鶴ヶ城の歴史を学んでみてはいかがでしょうか。